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書籍 (訳書)

『NLPコーチング』


『NLPコーチング』

ロバート・ディルツ 著
田近秀敏 監訳
佐藤志緒 訳
ヴォイス 刊  http://www.voice-inc.co.jp/book.aspx
2,625円(税込)

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『NLPコーチング』表紙

監訳者より

 原書 『From Coach To Awakener』 (コーチからアウェイクナーへ) を読んで、「この本は翻訳されるべきだ」と強く思いました。NLPとコーチングの両方に長年携わってきた私にとって本書は心から納得のいく内容だったのです。早速、ヴォイスの喜多見社長にご提案申し上げたところ、その場で翻訳出版を即決していただきました。この度、日本のNLPやコーチングを学び、実践している皆様に「NLPコーチング」をお届けする機会を得たことに感謝しています。私のNLPに関する理解度と翻訳書としての制限はありますが、著者であるロバート・ディルツ博士の意図に近い内容と表現に翻訳できたのではないかと思います。そして自信を持ってお薦めいたします。

進化し続けるNLP

 NLP (神経言語プログラミング) は、1970年代にリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーを創始者として開発されたコミュニケーション技法の体系であり、卓越性の芸術であり、また天才的な人々のパターンを発見する科学です。彼らは心理療法家であるミルトン・エリクソン、バージニア・サティア、フリッツ・パールズなど天才的なコミュニケーターたちを観察し、その技法を明らかにしていったのです。そして人類学者であり、ダブルバインド (二重拘束) 説を提唱したグレゴリー・ベイトソンのコミュニケーションやシステムに関する洞察もNLPに大きな影響を与えました。

 NLP草創期に本書の著者であるロバート・ディルツなどの優れた探求者たちが加わり、研究が進みました。その後もNLPは進化し続けています。そして、望ましい成果を創造するNLPの技法はカウンセリングやセラピーだけではなく、コーチングやスピーチなどのコミュニケーションに活用され、病気治療にも応用され始めています。また企業のリーダーやコンサルタントには組織運営にも応用できる考え方と技術を提供しています。

「広義のコーチング」こそコーチングの醍醐味

 NLPを活用したコーチングが効果的なのは言うまでもありません。著者は通常のコーチングを「狭義のコーチング」、つまり相手の行動レベルに焦点を当てて、パフォーマンスの改善を支援するものであると言っています。それに対して「広義のコーチング」は、複数の異なるレベル (行動、能力、信念、価値観、自己認識、ビジョンなど) で支援を提供するものであるとしています。実際にコーチングではパフォーマンスの改善だけではなく、ときにはクライアントのアイデンティティー (自己認識) やビジョンの探求と実現をテーマにします。「狭義のコーチング」よりも「広義のコーチング」の中にこそ、コーチングの醍醐味があると言っても過言ではありません。

 NLPは学べば学ぶほど、その奥の深さに感動を覚えます。これからも私は学習の旅人として、またNLPとコーチングの実践者としてさらに人間の可能性を探求し、人々の成長と成功を支援し、そして進化し続けるNLPの開発にも貢献していきたいと思います。

田近秀敏
(→プロフイール

目次紹介

第1章 ケアテイキングとガイディング
このふたつは「環境」レベルを支援します。外部状況に注意を払い、必要なものを提供し、外部からの妨害がないようにします。

第2章 コーチング
伝統的なコーチングは「行動」レベルに焦点を絞り、個人の特定のパフォーマンス達成や改善の手助けをします。

第3章 ティーチング
ティーチングは人々の能力や技能の開発を支援するプロセスです。その目標は相手の必要としている能力と思考技術の向上にあります。

第4章 メンタリング
メンタリングは相手を信じ、その肯定的な意図を承認することを通じて、潜在的な能力を発見し、心の中の抵抗や障害を克服するプロセスです。

第5章 スポンサリング
スポンサリングは相手の本質や自己認識を承認するプロセスです。相手の潜在能力を探求し、保護し、その自己認識と価値観の開発に焦点を当てるのです。

第6章 アウェイクニング
意識の覚醒をもたらすためには、コーチング、ティーチング、スポンサリングを超えて、さらにビジョンやミッションなどのレベルに到達する必要があります。

さらに詳しく知りたい方は

ヴォイス社のブックコーナーのページをご覧ください。
→ http://www.voice-inc.co.jp/book.aspx

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